高断熱・高気密住宅の室内温度。

(2021年03月02日)

 

高断熱・高気密住宅の場合、暖房室(リビング等)と非暖房室(洗面脱衣室・トイレ等)の温度差はどれくらいになるか?

HEAT20の本によりますと

 

暖房室20度 東京 間欠運転 朝6時で

平成25年基準 10度以下

HEAT20  G1   10度以上

HEAT20  G2   15度以上

です。

 

HEAT20  G1   で温度差 7~8度 暖房室20度で 12~13度

HEAT20  G2   で温度差 4度    暖房室20度で 16度

です。

 

非暖房室でも推奨温度は15度以上ですので

原則として間欠運転の場合はG2レベル以上が必要です。

 

住宅がG1程度の場合は

・連続運転

・タイマーで起きる時間の1時間前くらいから暖房開始

・冬はドアを開けたままで生活

などの工夫が必要です。

 

これからの住宅はHEAT20  G1レベルが最低基準であるべきであると思います。

 

現状では建設費のアップ分を光熱費で回収するには数十年かかります。

予算があればG2レベルとすることがおすすめではありますが、

暖房の運転方法、間取り、家の大きさに留意すれば、コストパフォマンス的にはG1レベルがおすすめです 😀

 

高断熱・高気密住宅は30年後、50年後のために先行投資となります。

果たして30年後、50年後の住宅はどうなっているのか???

もしかするとすごい技術が開発されて、今の高断熱・高気密住宅の仕様は古ぼけてしまう恐れもあります。

どこまで先行投資するか?悩ましい問題です。

しかし、今できることをしっかりと実践していきたいとは思います ⤴⤴⤴

 

 

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