熱交換換気扇のメリット、デメリットとは? 【2021.1.21更新】

(2021年01月21日)

高気密・高断熱住宅でおすすめの熱交換型の換気扇。

外の冷たい空気を取り入れる時に、室内の暖かい空気の熱を機械の中で熱を交換できるというすぐれものです。

茨城県水戸市で効果をシュミレーションしてみました。

 

導入する時の価格は?

熱交換式は35坪程度の住宅で50万円ほどです。

一般的な換気扇の場合は給気口を含めて10万円ほどです。

 

ランニングコストは?

ホームズ君 すまいのエコナビで計算してみました。

 

熱交換換気扇の消費エネルギー

 

一般的な換気扇、壁掛形の場合の消費エネルギー

 

熱交換型のほうが、ダクト式となり消費エネルギーは大きくなります。

 

冷暖房費を含めた光熱費は?

年間で

暖房費が 5,680円削減

換気が 4,064円アップ

差額は1,616円削減です。

 

熱交換型のメリット

・冷たい空気が直接室内に入らないため、快適性が増す。

 

熱交換型のデメリット

・トータルで考えると金額が上がる。元を取るには30年以上。

・冬と夏は熱交換の必要がなくても電気をたくさん使ってしまう。

・将来、機器の交換の場合機器代・工事費が高い

・機器が天井取付の場合はお掃除の手間がかかる

・ダクトの掃除がしずらい

(ダクト内に細かいゴミが溜まる恐れがあります。しかし機器の運転ができなくなるほど貯まることはないでしょう。

給気側にフィルターのある機種とすれば、汚れた空気が室内に入ることを防ぐこともできます。

花粉症の方は花粉もキャッチできるフィルターのあるものがおすすめです。)

パナソニックの機器には微小粒子フィルターがついています。

・フィルターに虫がたまる

地域にもよりますが、吸気が1箇所に集中するため虫がたくさんたまります。

虫嫌いな方、お掃除が苦手な方には不向きです・・・

 

快適性を考えれば、熱交換型換気扇ですが、コスパ・清掃性を考えれば茨城県では第3種換気で十分であると思います。

ご検討いただければと思います。

 

 

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