落日荘は芸術作品だった。

(2018年10月08日)

こんにちは。いい暮らしプロデューサー 所です。

先日、建築関連ソフトのインテグラルさんの落日荘見学ツアーに参加させていただきました。

 

落日荘とは?

 

茨城県石岡市に「落日荘」と名付けられた伝統構法の家がある。

都市計画家として横浜市の都市計画に携わり、また日本最大の国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター」の代表を務め世界の飢餓、環境問題などに取り組んできた岩崎駿介氏の邸宅だ。

コンクリートの基礎に、日本の伝統的な「木組み」の技術を用いて建てられた家なのだが、驚くのは、この邸宅が岩崎氏ご夫婦二人のセルフビルドで完成していることだ。

8年の歳月をかけ、基礎から大工仕事までほぼ二人の手で仕上げられている。

東京芸術大学の建築科で学んだ岩崎氏だが、設計を専門として活動されたことはない。もちろん大工仕事などは独学の域である。

 

 

地球を感じる家より

 

敷地の妙

 

落日荘というネーミングに表れているように、西側のロケーションを考え見た配置計画となっています。

 

ほぼ真西に足尾山という山があり、高台にあるため視線を遮るものもなく

日が落ちる様子を目の当たりにできます。

季節の移り変わりとともに、日が落ちる地点が移ろっていき太陽の動き・地球を体感できるのです。

お邪魔したときは残念ながら曇り空で太陽は見えませんでした・・・

 

このロケーションの素晴らしさが建築の根底にあります。

 

 

芸術作品と捉えると理解できた。

 

ご主人と奥様のお二人の住宅ですが、住宅部のみでも164㎡ととても大きな建物です。

そこへ、セルフビルドの手のかかった装飾された内装が施されています。

 

 

セルフビルドを独学で8年も時間をかけて!

コンクリート工事から、大梁の棟上げまで自力で!

とても私には真似のできないことです。

 

訪れた方は、衝撃を受けて一度の訪問では受け止められないと聞きました。

私もなんだかもやもやしたものが残りました。

 

数日して、ふと気づいてこちらは「住宅」ではなく、お二人の手作りの「芸術作品」と捉えれば理解ができるのでは?と感じました。

 

お二人のこれまでの体験、地球や地域、社会への思いを形をしたのが落日荘ではないでしょうか???

 

計画は実に綿密で、計画したものを実際に実行(施工)してやり直しは皆無であったと伺いました。

上屋根と下屋根のバランスを考えて、近隣の建物を数百棟も見学したとか!

施工中は集中して没頭し、様々なことを配慮して施工。施工が終わるとあまり覚えていない。とのこと。

まるで仏像を彫刻しているようなものなのでしょうね。

 

芸術作品ですので、エコロジーとか、建築基準法とか、東京電力の規約とかの制約には縛られていません。

 

落日荘はお二人そのものでもあるので、受け止めるまでに時間を要するのでしょう。

 

単なる住宅ではない

 

ということで、落日荘は住宅にとどまらず、別荘でもあり、展示場、作業場(工場)、ホテル、寺院でもあると思うのです。

これから、落日荘を起点にあらたな何かが生まれる気がします。

 

ねこちゃんもいました。

 

 

奥様の膨大な招き猫コレクション!

博物館にできますね。

 

 

本物のねこちゃんもいました 😃

 

とてもおとなしい子で、庭にずっとたたずんでいました ❤

 

 

 

石と同化!

 

また訪れたい。

 

年月を経てどのように変遷していくのか?

興味が湧いてきます。

また訪れる時を楽しみにしたいと思います。