キッチンの背面収納のプランニング

(2018年09月15日)

(所 敦子記事)

キッチンの調理機器、配膳スペース、シンク(洗い場)の配列はI型が主流なのでほぼ決まっています。

(かつてはL型やコの字型のカウンターもありましたが、今はほとんどありません。吊戸棚も付けません。)

 

対面型やアイランド型のキッチンに伴い、カウンターをフラットもしくは手元は隠すのか、

食器洗い乾燥機を付けるか、付けずに引出しなどの収納スペースにするかなどが決まれば選択項目は多くはありません。

重要なのが背面側のプランニングです。

 

間口寸法は255cmから350cmぐらいが標準ですが、冷蔵庫スペースを確保すると180cmから255cm程度の広さです。

システムキッチンのメーカーではキッチン周辺収納というアイテムでキッチンと同じ扉材で様々なキャビネットから選ぶことができます。

トールユニットは180cmから230cmの高さのあるキャビネットはパントリーや食器棚に最適です。カウンターの高さ、奥行も種類があります。

 

ライフボックスの標準プランは

家電収納、4段引出し、1段引出+オープンスペースの3タイプのキャビネットで180cmのカウンターとしていますが

(間取りによって窓を配置する場合もあるので吊戸棚はオプションとしています。)

 

例えば

①スライドタイプの家電収納を付けずに家電はカウンターの上に置き、引出キャビネットに変更

②オープンキャビネットはゴミ箱のスペースを想定していますが引出キャビネツトに変更して

デザインの良い市販ゴミ箱を置くスペースを確保する

③オープンスペースでなくワゴンタイプのダストボックスキャビネットに変更

④長いカウンター、トールユニットも取り入れたいので間口を広げる

など施主様の持ち物や暮らし方に沿って、キャビネットのアイテムは自由に選択できます。

 

さらに、スチールシェルフ、家電と食器の収納を合わせもつダイニングボードのシステム家具、

造作カウンター+壁面に可動棚など、システムキッチンをあえて使わないプランニングも可能です。

 


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